全生命の共通祖先は既に免疫システムを持っていた:その意味とは? - ナゾロジー

全生命の共通祖先は既に免疫システムを持っていた:その意味とは?
全生命の共通祖先は既に免疫システムを持っていた:その意味とは? この図は、現代の微生物の遺伝子情報をもとに、LUCAがどのような代謝経路や酵素群を持っていたかを再構築したものです。 図では、黒色で示された部分は、高い信頼度(存在確率が75%以上)の推定結果を表し、灰色はやや低い信頼度(存在確率が50%以上)の部分を示しています。 例えば、LUCAは、現代の多くの原核生物に共通するWood–Ljungdahl経路(WLP:二酸化炭素を有機物に固定する経路)や、TCAサイクル(細胞のエネルギー生産に関わる代謝経路)の主要な部分を既に持っていた可能性が示されています。 このメタボリックマップは、KEGGデータベースとiPathというツールを利用して、LUCAの代謝やエネルギー獲得の仕組みがどのように機能していたかを視覚的に整理しており、初期生命が単なる原始的な存在ではなく、かなり複雑な生理機能を有していたことを裏付けています。/Credit:Edmund R. R. Moody et al . Nature Ecology & Evolution (2024)

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