亜光速で移動する物体は観察者には回転して見える - ナゾロジー

亜光速で移動する物体は観察者には回転して見える
亜光速で移動する物体は観察者には回転して見える これは光速に近い速さで移動する物体を撮影する際、なぜ物体が単に「縮む」だけでなく、回転して見えるのかを説明する図です。点Bは基準点とし、カメラに向かって放たれた光が同時に到着する必要があります。点Aはカメラに近い側にあり、Bからの光が通過するタイミングで、Aからの光が遅れて放たれます。同様に、点Cはカメラから遠い側にあり、Bよりも前の時刻に光が放たれます。つまり、物体の各点から出た光は「同時にカメラに届く」ように、放出のタイミングがずれるのです。 このタイミングのずれによって、実際には縮んでいるはずの物体が、カメラに写るときには回転した(または角度がついた)ように見える効果、すなわちテレル効果が生まれるのです。/Cresdit:Dominik Hornof et al . arXiv (2024)

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