天敵ゼロの島で、何が狂い始めたのか

「保護さえすれば、動物は安全に暮らせるはずだ」
多くの人がそう考えるのではないでしょうか?
天敵を排除し、開発を止め、環境を守ればいい。
保全の原則は、少なくとも直感的にはシンプルです。
ゴレム・グラード島は、まさにその理想を体現したような場所でした。
プレスパ湖に浮かぶ面積わずか18ヘクタール――東京ドーム4個分ほどの小さな島は、テーブルのような構造をしています。
頂上には森が広がる平らな高原があり、その周囲を高さ20〜30メートルの切り立った崖がぐるりと囲んでいます。
ここではイノシシも犬もネズミも人間もおらず、リクガメの成体を襲う捕食者はゼロ。
温暖な地中海性気候は爬虫類にとって申し分ありません。
朝日を浴びた後、リクガメたちは牧草地で草を食み、休息し、オスは交尾のときに甲高い鳴き声を上げます。
その結果、この島のリクガメは1ヘクタールあたり約46〜64匹という、ヘルマンリクガメでは記録上最高クラスの密度に達していました。
2008年に北マケドニア、セルビア、フランスの国際研究チームが現地調査を始めたとき、島のリクガメもまた「繁栄する個体群」そのものに見えていたのです。
ここまでの話を聞く限り、この島のリクガメに問題があるようには思えません。
しかし、10年以上にわたってデータを積み重ねるうち、研究者たちはまったく異なる現実に気づき始めました。




























![よーく聞いてね!3つのヒントで学ぶ!どうぶつカード ([バラエティ])](https://m.media-amazon.com/images/I/51zT3OcliFL._SL500_.jpg)
![マモルーム お部屋まるごと予防空間 ダニ用 [2ヵ月用セット] ダニアレル物質の生成抑制・ダニを除去しやすくなる ダニよけ 加熱蒸散機 ダニ対策 (アース製薬)](https://m.media-amazon.com/images/I/413VgtLwPgL._SL500_.jpg)






















