都会の鳥たちの「見えない警戒ライン」
私たちが街中の公園を歩いているとき、近くにいるハトやスズメが突然飛び立つことがあります。逆に近づいてもふてぶてしく飛び立たない鳥もいます。
こうした鳥の行動は、単なる気まぐれではなく、近づいてくる相手を「どれほど危険か」と分析した結果だと考えられます。
野外で生活する生き物にとって、敵との距離を適切に保つことは、生き残るために欠かせない判断の一つです。
この様な生き物の警戒心の強さを測る際、指標として用いられるのが「逃避開始距離(FID: Flight Initiation Distance)」という数値です。
これは、人間などの別の存在が近づいてきたとき、その生き物が逃げ出した瞬間の距離を指します。
この距離が長いほど、生き物はその相手に対してより強い恐怖心や警戒心を抱いていることになります。
今回の研究チームは、こうした動物たちが人間を警戒する条件について、都市に暮らす鳥たちを対象に、ヨーロッパ5カ国の都市部で大規模な野外調査を行いました。
調査では、実験参加者が鳥に向かって一定の速度でまっすぐ歩き、鳥が逃げ出した瞬間の距離を記録しました。
この実験では、鳥の種類、群れの大きさ、鳥自身の性別、周囲の木や茂みの多さ、など様々な要因が考慮され、また、鳥に近づく参加者の条件も、身長や服装ができるだけ近くなるように選ばれ、衣服も白やグレー、黒といった地味な色で統一されました。
さらに、近づく参加者の髪が長い場合は帽子などで隠し、参加者ごとの差ができるだけ小さくなるよう配慮されました。
こうして集められた、37種、2,500件を超える観察データを分析したところ、逃避開始距離について、興味深い要因が複数見つかったのです。
鳥たちは、近づいてくる人間が女性である場合、男性である場合よりも平均して約1メートル遠い位置で逃げ出す傾向があったのです。
この「女性をより警戒する」という現象は、調査が行われた5カ国すべてで一貫して見られました。



























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