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”貫通爆弾”ドローンが開発される / Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
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「貫通爆弾ドローン」が戦場の“逃げ場”をなくす【動画あり】

2026.05.07 20:00:18 Thursday

分厚いコンクリートや強固な防御で守られた軍事施設を貫いて破壊する「貫通爆弾(バンカーバスター)」は、巨大爆撃機が運ぶ大型兵器として知られています。

ところが米陸軍は今回、バンカー破壊を目的とする新型弾頭を、小型の使い捨て型ドローンに搭載して実射することに成功しました。

新型弾頭の名前は「BRAKER(Bunker Rupture and Kinetic Explosive Round)」です。

構想から実射試験まで、わずか2週間で到達したとされています。

この内容は、米陸軍が2026年4月21日に公式発表しました。

US Army combines bunker-buster warhead with drone delivery https://newatlas.com/military/bunker-buster-braker-heavy-punch-warhead-drone-mobility/ BRAKER breakthrough: Army successfully tests new air-delivered bunker busting warhead https://www.army.mil/article/291876/braker_breakthrough_army_successfully_tests_new_air_delivered_bunker_busting_warhead

地下施設を破壊する「バンカーバスター」をドローンに搭載

通常の爆弾は、建物や地表付近で爆発し、その衝撃や破片によって周囲を破壊します。

しかし軍事施設の中には、厚いコンクリートや土砂、地下構造によって守られているものがあります。

地下司令部、弾薬庫、トンネル、掩体壕などはその代表例です。

こうした「硬く守られた目標」を破壊するために発展してきたのが、地中貫通爆弾、いわゆるバンカーバスターです。

バンカーバスターは、表面で爆発するだけの兵器ではありません。

高速で落下して地面やコンクリートを突き破り、内部に入り込んだあとで爆発することで、強固な施設に大きな損傷を与えます。

たとえば湾岸戦争では、地下施設を攻撃するためにGBU-28のような大型のバンカーバスターが使われました。

ただし、この種の兵器には大きな特徴があります。

それは、とにかく重く、大きいことです。

硬い構造物を貫くには強い運動エネルギーが必要になるため、従来のバンカーバスターは大型航空機から投下される兵器というイメージが強くありました。

しかし今回、米陸軍が試験したBRAKERは、その発想を小型ドローンの時代に合わせて変えようとするものです。

BRAKERは、小型で機敏なドローンから運用できる、軽量で強力なバンカー破壊用弾頭として開発されました。

米陸軍の発表によれば、弾頭は低コストで使い捨て可能な一方向攻撃ドローンに統合されています。

つまり、巨大爆撃機が巨大な爆弾を落とすのではなく、小型ドローンが強固な軍事施設に近づき、弾頭を届けるという発想です。

そしてBRAKERが特に注目されているのは、その開発スピードです。

(次項では試験の様子も動画で確認できます)

次ページわずか2週間で実射へ、戦争は「高速開発」の時代へ

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