画像
”貫通爆弾”ドローンが開発される / Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
technology

「貫通爆弾ドローン」が戦場の“逃げ場”をなくす【動画あり】 (2/2)

2026.05.07 20:00:18 Thursday

前ページ地下施設を破壊する「バンカーバスター」をドローンに搭載

<

1

2

>

わずか2週間で実射へ、戦争は「高速開発」の時代へ

米陸軍によると、BRAKERは構想から実射まで2週間で進められました。

軍事兵器の開発には、通常、長い時間がかかります。

設計、試作、安全確認、統合試験、実射試験など、多くの工程があるためです。

しかしBRAKERでは、2026年3月上旬に米陸軍の技術者たちが設計を始め、爆薬の成形、弾頭外殻の製造、ドローンへの統合を短期間で進めました。

この速さを支えた技術の1つが、3Dプリンティングとも呼ばれる積層造形です。

部品を短期間で作れるため、試作品の製造から実験までの流れを大幅に短縮できます。

さらに重要なのが、「Picatinny Common Lethality Integration Kit(CLIK)」と呼ばれる仕組みです。

これは、無人航空機システムに弾頭などのペイロードを安全に統合するための共通インターフェースです。

簡単に言えば、ドローンと弾頭をつなぐための共通規格のようなものです。

こうした仕組みが整えば、低コストの使い捨て型ドローンへ、必要な弾頭を短期間で統合しやすくなります。

実際、BRAKERでは約12発の試作弾頭が組み立てられ、互換性試験が行われました。

その後、試作品はアラバマ州のレッドストーン兵器廠へ送られ、2026年3月26日に米陸軍幹部向けの実射デモが実施されました。

公式発表では、ドローンに搭載された弾頭が指定標的で作動し、新たな能力を示したと説明されています。

米陸軍は、この技術を戦闘員にとっての優位性として位置づけています。

しかし、戦争を受ける側から見れば、これは決して明るい話ではありません。

小型ドローンが強力な弾頭を運び、強固な軍事施設を狙えるようになるほど、戦場では「厚い壁の内側なら安全」という前提が崩れていきます。

さらに、3Dプリンティングや共通接続規格によって兵器開発が速くなれば、防御する側は次々に変化する脅威へ対応しなければなりません。

BRAKERと小型ドローンは、「強固な施設に隠れる」という考え方さえ揺さぶり始めています。

<

1

2

>

「貫通爆弾ドローン」が戦場の“逃げ場”をなくす【動画あり】 (2/2)のコメント

匿名

これは民間人にも使用されているのでは?
そもそも先制攻撃が無ければ発生してなかった戦争でこのような記事の書き方はおかしいと思います。
民間人への被害規模も調査するべきでは?

ゲスト

でもイランみたいな頑丈な山岳地帯の地下800メートルのミサイル工場は無理だからな
結局は民間人が死にまくる

ゲスト

いや、重量の問題がどう解決されたのかひと言も書かれていない。
そこが一番の問題でしょ?

    よっしー

    同感です

    たろちゃん

    機密の刃

コメントを書く

※コメントは管理者の確認後に表示されます。

0 / 1000

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

テクノロジーのニュースtechnology news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!