認知症に効く「ターメリック(ウコン)」
ターメリックは、インドを原産とするショウガ科ウコン属の植物。
その健康効果は、主要な活性成分である「クルクミン」にあります。
日本では主に二日酔い対策のドリンクとして使われていますが、最も重要な薬効は、認知症の予防です。
認知症は、脳細胞が減少、壊死すること(神経変性)で発症します。
代表的なアルツハイマー病は、アミロイドβというタンパク質が蓄積し、脳細胞が壊死し始めるのが原因です。
クルクミンには、この蓄積を抑える抗炎症作用があると言われます。
2018年の研究では、被験者に90mgのクルクミンを1日2回、18ヶ月にわたり投与した結果、記憶・注意力、認知機能が大幅に改善しました。
ちなみに、市販のウコン粉末はクルクミン含有率が低く、体にも吸収されにくいです。
しかし、コショウと一緒に摂取すると吸収率が大幅にアップし、効果が期待できます。