巨大恐竜の「弱すぎる幼少期」
研究の対象となったのは、ディプロドクスやブラキオサウルスに代表される竜脚類と呼ばれる草食恐竜です。
成体はシロナガスクジラよりも体長が長く、歩けば地面が揺れたと考えられています。
その圧倒的な体格は、捕食者にとって容易に手出しできない防御手段だったでしょう。
しかし問題は、その大きさに到達するまでの過程です。
竜脚類の卵は直径約30センチ程度とされ、孵化した直後の個体は非常に小さく、完全に無防備でした。
しかも研究者によれば、体の巨大さゆえに親が卵や幼体を保護することは難しく、現代のウミガメと同様、親の世話を受けずに成長していた可能性が高いといいます。
その結果、後期ジュラ紀の環境には「守られていない首長恐竜の赤ちゃん」が大量に存在していたことになります。
トゲのあるステゴサウルスや全身装甲の恐竜と戦うより、抵抗力の低い幼体を捕まえる方が、捕食者にとってははるかに効率的だったはずです。

























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