血流を良くする「ホーソンベリー(セイヨウサンザシ)」
北半球の温暖な地域に自生するホーソンベリーは、ジャムやワインの原料として有名です。
しかし、それだけではありません。
ホーソンベリーには、心不全と高血圧を改善する効能があり、何世紀にもわたり伝統的な薬剤として使われてきました。
その抽出成分には、血管を弛緩させて血流を良くし、不整脈のリスクを減らす効果があります。
また、心不全の治療薬と併用すると、心肺機能や息切れ、疲労の改善効果も高まります。
一方で、従来の心臓薬を補完する機能はあるものの、単独療法では患者への有益性が認められていません。
それでもホーソンベリーは、食用としての用途も豊富で、安全かつ副作用もないので、誰でも簡単に試すことができます。