誕生日から見えてくる「受精の日」

まず基本的な事実として、人間の妊娠期間は、受精から出産までだいたい38週間前後(約266日)とされています。
受精(受胎)した正確な「日付」は、本人でさえ分からないことが多いですが「生まれた日」であれば、各国の統計庁がきちんと記録しています。
そのため人間の妊娠期間から逆算し、受精の時期を推定することが(概算として)可能となります。
医療分野では妊娠週数を最終月経の開始日から数えるため、約40週(約280日)になりますという計算もなされますが、今回は受精の瞬間を取り扱う関係上、前者の38週、266日(約9カ月~9カ月半)を妊娠期間とします。
たとえばアメリカでは、1994〜2014年の数千万件規模の出生データを用いた解析で、9月9日が「最も誕生日が多い日」であり、上位十日間のほとんどが9月上旬〜中旬に集中していることが報告されています。
イングランドとウェールズでも、統計局が1995年から2014年までのデータを調べたところ、「最も人気の誕生日」は9九月26日で、その前後の九月後半に「誕生日の山」ができていることが示されました。
オーストラリアでも状況はよく似ていて、統計局は2007〜2016年の公表データで9月17日や9月23日など、やはり九月後半に出生のピークがあると説明しています。
日本でも、厚労省の人口動態統計をもとにした集計として「9月25日が最も多い誕生日」という結果が広く共有されています。
したがって9月下旬の出生ピークから受胎時期を逆算すると、12月下旬〜1月上旬、つまりクリスマスから年末年始にかかる時期に「受精」の頻度が高くなっている可能性が見えてきます。
驚きなのは公的機関もこの点に言及していることです。
イギリスの統計局は、9月26日というピーク日が、クリスマスからおよそ39週と2日後にあたることを明記しています。
さらに、9月下旬の出生ピークは、クリスマス前の数週間とクリスマス後の数日間に受胎が最も多いことを示唆する、という趣旨も述べています。
このことからクリスマスは1年の中でも受精が起きやすい有数の日であることがわかります。



























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