「ゲラニルアセトン」「テトラデカン酸」「ヘキサデセン酸」はどれも排卵期になると増えている - ナゾロジー

「ゲラニルアセトン」「テトラデカン酸」「ヘキサデセン酸」はどれも排卵期になると増えている
「ゲラニルアセトン」「テトラデカン酸」「ヘキサデセン酸」はどれも排卵期になると増えている 論文のFIG3(図3)では、女性が排卵期(赤ちゃんを妊娠しやすい時期)になると増える、特別な3つの匂い成分が、実際にどれくらい増えているかを調べています。 研究では、女性たちのわきの下から採取した匂いを詳しく分析しました。その結果、女性の排卵期に特に多くなる化学物質が3種類あることがわかりました。その物質の名前は、「ゲラニルアセトン」「テトラデカン酸」「ヘキサデセン酸」です。 図3では、これら3つの物質が女性の体から出る量が、月経周期の時期によってどのように変わるかをグラフで示しています。グラフを見ると、この3つの物質は生理中(妊娠しにくい時期)や卵胞期(排卵前の時期)には少なく、排卵期になると急に量が増えることがわかります。そして排卵が終わると、再び量は減ってしまいます。 つまり女性の体は、排卵期という特別なタイミングで、この3つの物質をたくさん作り出しているのです。この効果によって、男性は女性の体臭を「汗臭い」などの嫌な匂いではなく、「花や果物のようないい香り」と感じるようになり、結果として女性への印象が良くなると考えられています。

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