意識はアルゴリズムより「計算する物質」に近いのかもしれない - ナゾロジー

意識はアルゴリズムより「計算する物質」に近いのかもしれない
意識はアルゴリズムより「計算する物質」に近いのかもしれない 図は、「脳の中では、計算が“層ごとの箱”ではなく、“一枚のゆらめく場”として起きている」というイメージを描いています。いちばん細かい分子やイオンの動きが、少し大きいシナプスや樹状突起の状態をゆっくり押し流し、それがさらにニューロンの発火パターンや局所回路のリズムを形づくり、最終的には脳全体のダイナミックな活動へとつながっていきます。その一方で、上の大きなスケールで生まれたリズムや電場の“波”が、こんどは下の細かいスケールに戻ってきて、分子のふるまいやニューロンの応答しやすさをそっと調整している、という双方向の関係も描かれています。つまり脳はミクロからマクロまでの階層をまたぎながら一体となって動いており、その“つながった揺れ”そのものが計算になっているとも言えます。Credit:On biological and artificial consciousness: A case for biological computationalism

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