人間は定跡が尽きると複雑さを解消しようとするがAIは違った - ナゾロジー

人間は定跡が尽きると複雑さを解消しようとするがAIは違った
人間は定跡が尽きると複雑さを解消しようとするがAIは違った 右のグラフは、対局が進むにつれて盤上の緊張がどう変わるかを示しています。 緊張(Tension)は、駒どうしが「取れる・取られる」関係でどれだけ絡み合っているかを表す値で、高いほど盤面がややこしい状態です。 横軸のPly(プライ)は、白か黒のどちらかが1回指すごとに1と数える単位で、150プライで両者が75手ずつ指したことになります。 青系が人間のトップ棋士、赤系がAIで、色の薄いほうが引き分け、濃いほうが勝敗のついた対局です(各1200局)。 序盤はどちらも一気に緊張が高まり、頂上(40〜60プライ付近)では人間のほうがわずかに高くなっています。 差がつくのはその後です。 人間の曲線は60プライを過ぎると急な下り坂になり、100プライ(両者50手ずつ)ではAIより目に見えて低くなります。 AIの曲線はなだらかに下るだけで、ややこしい盤面を長く保ち続けます。 しかも人間は引き分けの対局ほど早く緊張を手放しますが、AIは勝敗にかかわらず、ほぼ同じ高さを保っています。 なお、右端で人間の曲線がギザギザしているのは、そこまで続いた人間の対局が少ないためです。 左のグラフは、各時点でまだ続いている対局の割合です。 人間の対局はおよそ7割で勝敗がつき、ほとんどが150プライ(点線)までに終わります。 AIの対局は反対に3分の2ほどが引き分けで、150プライを過ぎても続くものが多く、400プライ近くまで続く対局もあります。Credit: Complexity Science Hub

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