ペットボトルが薬になる?SFを現実に変えた最新技術 - ナゾロジー

ペットボトルが薬になる?SFを現実に変えた最新技術
ペットボトルが薬になる?SFを現実に変えた最新技術 図はペットボトルなどに使われるPETプラスチックを原料として、細胞内の「ロッセン転位」と呼ばれる特殊な化学反応で、まず「PABA(パラアミノ安息香酸)」という重要な中間物質が作られることを示しています。続いて、キノコの一種であるマッシュルーム(Agaricus bisporus)由来の特殊な酵素(ABH60)が、このPABAを「4-アミノフェノール」という新たな物質へと変換します。さらに次のステップでは、別の細菌(Pseudomonas aeruginosa)から得たもうひとつの特殊な酵素(PANAT K211G)が働き、細胞内で利用可能なアセチルCoAという分子を加えることで、最終的に私たちが頭痛や熱を和らげるために使う薬「アセトアミノフェン」が完成します。/Credit:A biocompatible Lossen rearrangement in Escherichia coli

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