崇高な「政治理念」より単純な「敵・味方」が政治的な考えの背後に潜んでいる - ナゾロジー

崇高な「政治理念」より単純な「敵・味方」が政治的な考えの背後に潜んでいる
崇高な「政治理念」より単純な「敵・味方」が政治的な考えの背後に潜んでいる この図はは、「2019年に政治動画を見たとき」と「2年半後の2021年に同じ政治動画を見たとき」で、脳の反応がどれくらい変わってしまったかを、脳の地図の上に色で描いたものです。赤は「変化が小さいグループ(下から3分の1)」、オレンジは「中くらい」、黄色は「変化が大きいグループ(上から3分の1)」を表しています。つまり、赤っぽいところは2回ともほぼ同じ反応をしていた場所で、黄色のところは「同じ政治動画なのに、2年半後にはなかば別物として処理されていた」ような場所だと考えることができます。さらに、その上から黒い線で囲まれている部分がありますが、ここは「政治動画を見ているときの変化量」が、「バスを家にした人の中立ドキュメンタリー」を見ているときの変化量よりも有意に大きかった場所だけを、統計的にきびしい基準で選び出して輪郭線にしたものです。言いかえると、黒い線に囲まれた領域は「単に年をとったから変わった」のではなく、「政治的な映像に対する反応が、とくに強く書き換えられていた可能性が高い場所」です。図全体を見ると、後頭部の視覚野など、画面の明るさや動きをそのまま処理している部分は赤〜オレンジが多く、変化は小さめです。その一方で、脳の真ん中やや奥にある扁桃体や海馬、線条体付近、それに前頭葉の一部など、「感情や記憶、ごほうび計算」に関わる領域のあたりでは黄色が目立ち、黒い線も広くかかっています。Credit:Changes in political attitudes are associated with changes in neural responses to political content

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