分子でコンピュータにログインする技術を開発の画像 4/6 - ナゾロジー

分子でコンピュータにログインする技術を開発の画像 4/6
分子でコンピュータにログインする技術を開発の画像 4/6 図は「文字→数字→分子ビーズ→電気信号→数字→文字」という文字や数字のデータを分子の鎖に「書き込んで」から「読み出す」までの流れを一枚絵で示したものです。まず左端では、パソコンに入力された文字が 0 と 1 の数字列に置き換えられ、それぞれが 256 文字ぶんの “化学アルファベット” と対応づけられます。続いてその数字列は 4 色のビーズに見立てた 4 種類のフェロセン系モノマー(M1〜M4)の並びに変換され、首飾りのような分子鎖として自動合成機の中で連結されます。真ん中の工程では、出来あがった鎖を試験管に入れ、鎖の端からモノマーを 1 粒ずつ外す化学反応を起こします。モノマーが溶液中に離れるたび、各モノマー固有の酸化還元反応が電極に微小な電流の「チップ音」のような信号を与え、それを差動パルスボルタンメトリーという方法で連続的に測定します。右端では、その電気信号の時間軸上の並びを解析ソフトが“ビーズの並び順”に再変換し、もとの 0・1 の数字列を復元、最終的に文字へとデコードしてパスワードが画面に表示されます。/Credit:Bipin Pandey et al . Chem (2025)

未分類のニュースuncategorized news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!