直接測定された360億太陽質量の衝撃 - ナゾロジー

直接測定された360億太陽質量の衝撃
直接測定された360億太陽質量の衝撃 図は「コズミック・ホースシュー(Cosmic Horseshoe)」という名前の銀河を撮影した宇宙望遠鏡の写真です。 この銀河は、手前にある巨大な楕円銀河がレンズの役割をして、その後ろにある別の銀河の光を曲げてしまうことで、馬の蹄鉄(U字型)のような光の輪を作っています。これを「重力レンズ効果」と呼びます。真ん中にあるのがレンズ銀河でこの銀河の重力がとても強く、後ろの銀河から来た光の道筋を曲げています。中心近くの筋は「レンズのど真ん中で、特に重たい部分に光が引っ張られた跡」となります。普通は遠くのブラックホールの質量を直接測ることは難しいのですが、この図に写った放射状アークと呼ばれる細い光の線が、ブラックホールの存在とその質量を「自然に描き出してくれた証拠」になります。

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