22億年前モデルだけが時を刻んだ──驚きの“18時間リズム” - ナゾロジー

22億年前モデルだけが時を刻んだ──驚きの“18時間リズム”
22億年前モデルだけが時を刻んだ──驚きの“18時間リズム” 図2の左側には,祖先型(約22 億年前)と現代型のKai時計を試験管で動かしたときのリン酸化リズムが描かれています。祖先型は内部では約23.4 時間で振動しますが,当時20 時間ほどだった地球の昼夜サイクルに合わせてペースを調整できる柔軟性を示しました。一方,現代の時計はほぼ24 時間で安定して回ります。右側にはKaiCタンパク質の立体モデルが示され,祖先型から現代型へとATP を扱う部分の“締まり”が変わったことで,そもそも振動が起こる仕組みが確立したことがわかります。本研究は,まず“振動できるようになる”ことが鍵だったと結論づけており,温度補償などの細かな機能進化については今後の課題とされています。/Credit:【プレスリリース】最古の体内時計が日の出を知らせた約22億年前のある日

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