「スピンの幽霊」を観測!量子物理学の100年の予言が的中 - ナゾロジー

「スピンの幽霊」を観測!量子物理学の100年の予言が的中
「スピンの幽霊」を観測!量子物理学の100年の予言が的中 スピンの幽霊を顕現させるための檻として機能する鎖構造/図(E、F、G)に示されているのは、オリンピセンと呼ばれる特殊なナノグラフェン分子を使って作られた人工的な「スピン鎖」の合成プロセスです。まず最初(E)、研究者たちはオリンピセン分子同士を化学的に連結して鎖状に並べました。その後(F)、この鎖状の分子を水素で処理(水素化)して安定化させ、スピンの性質が一時的に抑えられました。そして最後のステップ(G)では、特殊な顕微鏡の針先(STMチップ)を用いて選択的に水素を取り除くことで、再びスピンを活性化させました。これにより、スピノンという特殊な粒子を観察するための理想的な量子磁性鎖が完成したのです。・Credit:Spin excitations in nanographene-based antiferromagnetic spin-1/2 Heisenberg chains

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