「精子って単細胞生物っぽくないか?」を真面目に調べる - ナゾロジー

「精子って単細胞生物っぽくないか?」を真面目に調べる
「精子って単細胞生物っぽくないか?」を真面目に調べる この図は、「いろいろな動物の精子をバラして、中に入っている部品を一覧にした表」を1枚にしたものだと思ってください。横方向にはヒトやマウス、魚やウニ、ハエなどの動物の名前が並び、縦方向には「タンパク質のグループ」がたくさん並んでいます。マスが光っているところは、「この動物の精子の中に、このタンパク質のグループが入っていたよ」という意味です。全体としては、とてもごちゃごちゃした点々の模様に見えますが、その中で外側が紫の線で囲われた部分があります。ここに並んでいる約300種類のグループが、LUCS と呼ばれる「どの動物の精子にもほぼ共通して入っているコア部品」です。たとえると、車種が違ってもだいたいどの車にもエンジンやタイヤ、ハンドルがあるように、「精子ならだいたいこれだけは入っている」という共通パーツをまとめて見せている図だと思うと分かりやすいです。また、左上には「このグループは精子専用パーツっぽいのか、それとも体のいろいろな場所でも使われる汎用パーツなのか」を色分けして示すバーがついていて、「精子だけのために特化して進化した部品」と「全身で使われているけれど精子でも活躍している部品」の両方が、コアの中に混ざっていることがわかります。/Credit:The origins and molecular evolution of sperm

生物学のニュースbiology news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!