地球の海は何十億年もの間、実は緑色だった - ナゾロジー

地球の海は何十億年もの間、実は緑色だった
地球の海は何十億年もの間、実は緑色だった 緑色で示された部分は、酸素が豊富になって鉄が酸化した水域を表しています。 オレンジ色の点は、海中に漂う酸化鉄の粒子を意味しており、これが光の吸収に影響を与えます。 黄色の破線で囲まれた領域は、酸化された環境で生きるシアノバクテリアが住んでいる場所を示しています。 一方、茶色の破線で囲まれた領域は、酸素が少ない還元環境で光合成を行う鉄酸化細菌が生息する場所を表しています。 この図は、海底から供給される還元型の鉄が、シアノバクテリアや鉄酸化細菌の働きで酸化され、酸化鉄の粒子となって海中に広がる過程を分かりやすく描いています。 その結果、これらの酸化鉄粒子が紫外線や青い光をしっかり吸収し、水が赤い光を吸収するため、海中には緑色の光が主に残る「グリーンライト・ウィンドウ」が形成されるのです。/Credit:Taro Matsuo et al . Nature Ecology & Evolution (2025)

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