睡眠障害は恐怖記憶を忘れやすくする効果もあった - ナゾロジー

睡眠障害は恐怖記憶を忘れやすくする効果もあった
睡眠障害は恐怖記憶を忘れやすくする効果もあった “Gentle Stimulation(優しい刺激)”と“Sweeper Bar”という2つの異なる方法で睡眠を奪った際に、マウスの血液中に含まれるストレスホルモン(コルチコステロン)がどの程度変化したかを比べたもの。グラフは、2種類の睡眠剥奪方法でマウスを起こし続けたときに測定した血中コルチコステロン(ストレスホルモン)の量を示しています。 横軸には「コントロール群(睡眠を奪っていない)」「Gentle Stimulation群(やさしい刺激で起こし続けた)」「Sweeper Bar群(ケージを自動的に動く棒でかき回して起こし続けた)」などの区分があり、縦軸はホルモンの濃度(血液1mlあたりのコルチコステロン量など)を表します。 値が高いほどストレスを強く感じている可能性が大きいことを意味します。 グラフからわかるように、Sweeper Barの方がコルチコステロンが高く、“Gentle Stimulation”の方がストレスが少ない手法であることが確認できます。こうした差があるからこそ、実験では余計なストレスを加えずに睡眠だけを奪いたい場合、Gentle Stimulationが適しているのです。/Credit:Allison R. Foilb et al .Neuropsychopharmacology (2024)

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