現代ニワトリに蘇る「恐竜の羽」――最先端実験が暴く進化の逆再生 - ナゾロジー

現代ニワトリに蘇る「恐竜の羽」――最先端実験が暴く進化の逆再生
現代ニワトリに蘇る「恐竜の羽」――最先端実験が暴く進化の逆再生 Fig3は、鶏胚が通常どおり羽毛を伸ばしていく過程と、Shhシグナルを阻害した結果、羽毛が成長をストップしてしまう様子を一目で示しています。 通常、羽毛の芽はまるで小さな木の芽のように、時間とともに伸びて枝分かれし、複雑な羽毛へと成長していきます。 しかし、ここではShhシグナル阻害薬(sonidegib)を投与した胚では、その伸長が急に止まり、羽毛が細長い棒状の原始的な形で留まってしまっています。 これは、まるで豊かな枝分かれを見せる木が、一瞬にして枯れた枝だけの姿に変わってしまったかのような印象を与えます。 さらに、薬の用量が高い場合には、隣り合う羽毛芽が融合するなど、正常な分枝パターンから大きく逸脱した状態が観察され、まるで恐竜時代に見られたシンプルな“原始羽毛”を彷彿とさせるのです。 この図は、光シート顕微鏡による3次元観察で、羽毛の内部構造まで鮮明に捉えられており、Shhシグナルが羽毛の分枝や伸長にどれほど重要な役割を果たしているかを直感的に理解させてくれます。/Credit:In vivo sonic hedgehog pathway antagonism temporarily results in ancestral proto-feather-like structures in the chicken

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