名古屋大学が「悪魔エンジン」の数学的モデルを開発 - ナゾロジー

名古屋大学が「悪魔エンジン」の数学的モデルを開発
名古屋大学が「悪魔エンジン」の数学的モデルを開発 FIG1は、悪魔エンジン全体の仕組みをひと目で理解できるように描かれた図です。 この図には、5つの主要な部分が示されています。 まず、対象となる系Aは、エネルギーや情報の元となるガスや量子状態がある場所です。 次に、悪魔の内部状態Mがあり、これはマクスウェルの悪魔が情報を集めるための「脳」や「記憶装置」にあたります。 さらに、レジスタKと呼ばれる部分があり、ここには測定結果が記録されます。 また、エネルギーを取り出す操作に使う一定温度の環境B1と、記憶を消すための一定温度の環境B2という2つの環境も示されています。 これらすべての部分は、同じ温度の環境下で動いており、悪魔エンジンの3つの段階(測定、エネルギー取り出し、メモリ消去)がどのように連携して動くかを示しています。 この図を見ることで、各部分がどうつながり、全体のエネルギーのやり取りがどのように計算されるかを直感的に理解できます。/Credit:Shintaro Minagawa et al . npj Quantum Information (2025)

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