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Credit: canva
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2型糖尿病のリスクと関連する「血液型」がある

2026.06.23 12:00:46 Tuesday

血液型と聞くと、日本では性格診断を思い浮かべるかもしれません。

しかし医学の世界では、血液型はもっと現実的な意味を持っています。

赤血球の表面にある抗原やタンパク質の違いは、輸血の適合性だけでなく、病気へのかかりやすさとも関係している可能性があるからです。

では、血液型によって糖尿病のリスクも変わるのでしょうか。

中国医科大学附属盛京医院の先行研究は、ABO式血液型およびRh式血液型とさまざまな健康リスクの関連を調べた既存研究をまとめ直し、その信頼性を検証。

その結果、B型の血液型を持つ人は、それ以外の人に比べて2型糖尿病のリスクがやや高い可能性が示されたのです。

研究の詳細は2024年5月20日付で医学誌『BMC Medicine』に掲載されています。

One Blood Type Appears to Carry Higher Risk of Type 2 Diabetes https://www.sciencealert.com/one-blood-type-appears-to-carry-higher-risk-of-type-2-diabetes
ABO and Rhesus blood groups and multiple health outcomes: an umbrella review of systematic reviews with meta-analyses of observational studies https://doi.org/10.1186/s12916-024-03423-x

血液型と病気の関連性

人間の血液型は、赤血球の表面にある「抗原」の違いによって分類されます。

A型にはA抗原、B型にはB抗原、AB型にはその両方があり、O型にはA抗原もB抗原もありません。

さらに、Rh因子というタンパク質の有無によって、血液型は陽性または陰性に分けられます。

こうした違いは、輸血や妊娠時の血液適合性に重要ですが、近年では病気のリスクとも関連する可能性が指摘されてきました。

ただし、これまでの研究では「A型はこの病気に多い」「O型はこの病気に少ない」といった報告が数多くある一方で、結果が一貫しないものも少なくありませんでした。

そこで研究チームは2024年に、個別の研究ではなく、過去に発表されたメタ解析付きの系統的レビューをさらにまとめる調査を実施。

チームは、2024年2月16日までに公開された文献をデータベースから検索し、最終的に51本の系統的レビューとメタ解析を解析対象にしました。

そこには、がん、感染症、心血管疾患、口腔疾患、妊娠関連、代謝疾患など、合計270件の血液型と健康アウトカムの関連が含まれていました。

そしてチームは、それぞれの関連について、結果の一貫性、研究規模、統計的な強さ、小規模研究による過大評価の可能性、肯定的な結果が不自然に多すぎないかなどを厳しく点検しました。

次ページ最高ランクの証拠が残ったのは「B型と2型糖尿病」だけだった

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