四足歩行ロボットが小惑星上を飛び跳ねる
現在、月や火星を探索するロボットのほとんどは車輪で移動します。
しかし宇宙空間にはもっと多くの探索場所があり、そこで問題になるのが低重力環境です。
低重力環境では車輪と地面の間に生じる摩擦力が低下するため、車輪がうまく回転しづらいのです。
そこで研究チームが注目したのは、四足歩行の脚式ロボットです。
脚式ロボットであれば、低重力を利用して高くジャンプし、効率よく移動可能。また高重力下では移動の妨げとなる大きな障害物も難なく乗り越えられるでしょう。
しかし低重力環境ではジャンプによる滞空時間が長くなり、その分バランスをとるのが難しくなります。
接地時間も短くなるため、ジャンプの瞬間のちょっとした乱れでロボットが反転してしまうかもしれません。
この問題をどのように解決するのでしょうか?