「ジャンプ中に脚をジタバタさせて」バランスをとる
新しく開発されたSpaceBokは、ジャンプ中に脚を激しく動かして体の向きを変えたりバランスをとったりできます。
研究チームによると、「猫のようなジャンプと着地が可能」とのこと。
公開されている論文によると、この方向転換技術はディープラーニング(深層学習)を用いて開発されました。
またホバーボードにSpaceBokを横向きに乗せた「疑似低重力環境」での実験も行われました。
そして小惑星帯の準惑星ケレスを模した「表面重力0.03gでのシミュレーション」では、SpaceBokのジャンプと着地が可能であると判明。
とはいえ、現段階では宇宙空間すべてに対応できるわけではありません。
重力が変われば必要な動作や難易度も大きく変わってしまうのです。
今後研究チームは、地球上で行える別の「低重力環境を想定した実験」にチャレンジする予定です。
将来、「惑星探査機と言えば四足歩行ロボット」という時代が来るのかもしれませんね。