鏡は何色?
鏡は何色? / Credit:Depositphotos
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実は緑色!? 合わせ鏡から見えてくる「鏡」の持つ真の色とは (2/3)

2022.03.08 Tuesday

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光をすべて反射する鏡が白くない理由

とコピー用紙の見え方が大きく異なるのは、反射の種類が異なるからです。

鏡面反射のイメージ
鏡面反射のイメージ / Credit:Arvelius(Wikipedia)_鏡面反射

鏡は「鏡面反射(または正反射)であり、反射の法則にしたがって、一方にが進んでいきます。

光が混ざり合うことがないため、入射した映像(光)は崩れることなく自分の目に届きます。

また「入射角=反射角」なので、鏡を見る角度によって見える映像が異なるでしょう。

乱反射(拡散反射)のイメージ
乱反射(拡散反射)のイメージ / Credit:GianniG46(Wikipedia)_拡散反射

対してコピー用紙は、「乱反射(または拡散反射)です。

これは入射した光が一定の方向だけでなく、あらゆる方向に反射する現象です。

この場合、入射した映像(光)がそのまま目に届くことはありません。

すべての波長が混ざって目に届くため、私たちには白と認識されるのです。

また「さまざまな方向に拡散する」ということは、「どの角度から見ても同じように白く見える」ということです。

鏡は「無色」と言えるかも
鏡は「無色」と言えるかも / Credit:Depositphotos

こうなると、考え方によってはそもそも反射の性質が異なるので、鏡は「白色ではない」ということになります。

とはいえ「全反射」という性質を考えると、他の色にも当てはまりません。

そうなると、「無色」と呼ぶのが妥当なのでしょうか?

しかし現在のところ、入射光を100%反射する物体は確認されていません

現実世界の鏡は素材自体が不完全なので、完全な全反射ではなく、それは白色でも無色でもないのです。

では、現実世界の鏡は何色とするのが妥当なのでしょうか?

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