「我慢ができる」現代っ子
「我慢ができない」「忍耐力がない」などと、テクノロジーの発展とともにその欠点を指摘されてきた「現代っ子」ですが、年代ごとのマシュマロ・テストの結果から、それが大きな間違いであることが分かりました。
https://www.apa.org/pubs/journals/releases/dev-dev0000533.pdf
ミネソタ大学のステファニー・カールソン博士が率いる研究チームは、これまでに実施されてきたマシュマロ・テストの実験結果を集めて年代ごとに比較。
そして、待機時間が「10分間」のマシュマロ・テストの結果から、2000年代に実験に参加した子どもたちは、1960年代の子どもよりも平均で「2分間」長く我慢できており、1980年代の子どもよりも「1分間」長く我慢できていたことが分かりました。つまり、「現代っ子」の方が「昔の子ども」よりも長く我慢できるといった事実が数字で表れているのです。