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ハーフマラソンでロボットが人間の記録を破る。※イメージ / Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
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人型ロボットがハーフマラソンで人間の記録を破る【動画あり】

2026.04.21 11:30:49 Tuesday

約21.1kmを走るハーフマラソンはこれまで多くの観客を引き付けてきました。

しかし北京で開かれた大会は他とちょっと違いました。

2026年4月19日、中国・北京で行われた人型ロボットのハーフマラソンでは、複数のロボットが同じコースに挑み、そのうちの1体が数字の上では人間の世界記録を上回るタイムを記録したのです。

Robot smashes human record in half-marathon – as another self-destructed https://newatlas.com/ai-humanoids/robots-outrun-humans-half-marathon/

自律走行型の人型ロボットが人間の記録を破る

今回の大会には100を超えるチームが参加しました。

レースには、自分で周囲を見て走る「自律走行型」と、人の操作を受けながら走る「遠隔操作型」がありました。

その中で大きな注目を集めたのが、中国のテック企業Honorが開発した「Lightning(ライトニング)」です。

自律走行型のLightningは50分26秒で完走し、優勝しました。

人間のハーフマラソン世界記録は57分20秒なので、数字だけを見ればこの自律型Lightningは人間の記録を上回ったことになります。

ただし、ここで注意したい点があります。

今回の大会は通常の人間レースと同じ条件で公式記録を争った場ではありません。

自律型と遠隔操作型が混在し、途中でスタッフの補助が入る場面もありました。

それでも、この結果が衝撃的だったことは間違いありません。

なぜここまでの性能が出せたのでしょうか。

まず大きいのは、関節の力です。

Lightningには最大トルク400ニュートンメートルの関節モジュールが搭載されており、脚で地面を強く蹴り続けられるだけのパワーをもっていました。

短い距離を勢いで走るのではなく、21.1kmという長い距離を安定して走るには、この「足腰の強さ」が欠かせません。

もう1つ重要なのが熱への対策です。

ロボットは長く動くほどモーターが熱を持ちます。

熱がたまれば動きが鈍くなったり、故障しやすくなったりします。

Lightningには液体で熱を逃がす冷却システムが使われており、モーターの奥まで冷却の通り道を設けることで、高い負荷がかかっても熱がこもりにくいよう工夫されていました。

長距離を速く走るには、単にパワーがあるだけでなく、それを最後まで維持できる仕組みが必要だったわけです。

さらに今回は、脚力だけでなく「自分だけで走る力」も進歩していました。

今年はリモコンに頼らないチームが全体の約40%を占め、自己位置の把握、障害物回避、経路選択といった自律走行の力が大きく伸びていたとされます。

また、多くの自律走行チームは北斗衛星システムを使った高精度な位置情報や5G系の通信基盤も活用していたとされ、ロボット本体だけでなく、周囲のインフラもこの大会を支えていました。

ちなみに、この大会で注目を浴びたのは、「記録を破った」ことだけではありません。

面白い失敗もたくさんあり、それが観客を賑わせたのです。

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