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Credit: canva
psychology

「まじめで誠実な人」に見つかった長所と短所とは?

2026.05.05 07:00:04 Tuesday

約束の時間を守る、やるべきことを最後までやる、部屋や予定をきちんと整える。

そんな「まじめで誠実な人」は、仕事でも人間関係でも信頼されやすい存在です。

しかし近年の心理学研究では、この誠実さには意外な二面性があることが示されています。

誠実な人は、人生のトラブルを避け、物事に深く没頭しやすい一方で、日常の喜びやユーモアを感じにくい傾向もあるかもしれないのです。

研究の詳細はベルギーのルーヴェン・カトリック大学(KU Leuven)らにより、2025年6月27日付での学術誌『Personality』に掲載されています。

 

Is It Possible to Be Too Good? https://www.psychologytoday.com/us/blog/fulfillment-at-any-age/202605/is-it-possible-to-be-too-good
The Relationship Between Personality and Flow: A Meta-Analysis https://doi.org/10.1111/jopy.70004

誠実な人は、喜びを感じにくい?

心理学でいう「誠実性」とは、責任感、計画性、自己管理、几帳面さ、粘り強さなどを含む性格特性です。

ビッグファイブ性格特性では「外向性」「協調性」「開放性」「神経症傾向」と並ぶ、人間の性格を表す主要な軸の1つとされています。

誠実性の高い人は、予定を守り、指示を理解し、物事を順序立てて進めるのが得意です。

この特徴は、社会生活では大きな武器になります。

しかし今回の研究では、誠実性の高い人、とくに秩序性の高い人ほど、あるユーモラスな映像に対して「喜び」を感じにくい傾向が示されました。

研究では、参加者に感情を引き起こす映像を見せ、怒り、嫌悪、恐怖、喜び、悲しみ、驚きなどの反応を調べています。

その結果、映画『恋人たちの予感』の有名な食堂シーンを見たとき、誠実性の高い人ほど面白さを感じにくい傾向がありました。

一方で、誠実性の高さは、全般的な悲しみの感じやすさとも低く関連していました。

これは、几帳面な人が感情に乏しいという意味ではありません。

むしろ、自分の環境を整え、予測できない混乱を減らすことで、悲しみを引き起こすような出来事に巻き込まれにくい可能性があります。

言い換えるなら、誠実な人は「人生の地雷を踏みにくい」一方で、思わず笑ってしまうような偶然や脱線も少なくなるのかもしれません。

整った道を歩くことは安全ですが、そこには寄り道で出会う楽しさが少ない場合もあるのです。

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