パートナーとではオーガズムに達しにくい理由とは?
ひとりのときの方がオーガズムに達しやすいと答えた女性に理由を尋ねると、最も多く選ばれた理由は「パートナーが、オーガズムに達するのに十分な方法で刺激してくれない」というものでした。
ここには、刺激する部位、前戯、時間の長さなどが含まれます。
女性のオーガズムには、膣挿入だけでなく、クリトリスへの刺激や、十分な時間、リラックスできる状況が重要になる場合があります。
しかし、パートナーとの性行為では、こうした刺激が十分に行われていないケースが少なくないようです。
一方、パートナーといるときの方がオーガズムに達しやすいと答えた女性では、その逆の理由が多く見られました。
つまり、「パートナーが自分に合った方法で十分に刺激してくれる」ということです。
この対比は非常に重要です。
女性がひとりのときにオーガズムに達しやすいのは、女性の身体がひとり向きにできているからではありません。
自分の体に合った刺激を、自分のペースで、必要なだけ続けられるからだと考えられます。
さらに、ひとりのときの方が達しやすい理由として多かったのが、「オーガズムに達しなければならない」「性的にうまく振る舞わなければならない」というプレッシャーを感じにくいことでした。
パートナーがいると、相手を満足させなければならない、時間をかけすぎてはいけない、体をどう見られているか気になる、といった意識が生まれることがあります。
こうした緊張や不安は、性的興奮や快感への集中を妨げます。
ひとりであれば、自分の体への自意識が弱まり、判断されたり期待されたりする感覚から離れやすくなります。
その結果、安心して「(自分自身に)身をゆだねる」ことができ、オーガズムに達しやすくなるのです。
また、ひとりのときは、どの刺激で、どのくらいの強さなら心地よいかを自分で予測できます。
パートナーとの性行為では、相手に好みを伝える必要がありますが、それが簡単とは限りません。
相手を傷つけたくない、恥ずかしい、言い出しにくい、そもそもどう伝えればいいかわからない。
こうしたコミュニケーションの難しさも、オーガズムの差に関わっていると考えられます。
研究では、パートナーが早くオーガズムに達しすぎることや、自分の性的な好みを伝えにくいことも、ひとりの方が達しやすい理由として挙げられていました。
つまり、女性のオーガズムを妨げているものは、単なる身体構造ではなく、相手とのやり取り、安心感、期待、プレッシャー、刺激の共有の難しさだったのです。
































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