全米で速度超過をやめると1日35~44億円の節約になる
シナリオ1による燃料削減率は、全米の小型エンジン車全体で平均約2.4%でした。
割合だけを見ると小さく感じますが、年間では約24億ガロンに達し、一般的な乗用車約550万台分の年間燃料消費と二酸化炭素排出量に相当します。
さらに、早めの惰性走行を取り入れたシナリオ2では、1日平均約820万ガロンの燃料、2700万ドル(約44億円)の費用、約6万9000トンの二酸化炭素を削減できると推定されました。
ただし、節約効果が大きくなる代わりに、走行時間の増加も100マイル当たり約190秒から約260秒へ延びています。
燃料を節約できた主な理由の1つは、高速走行を抑えることで空気抵抗が小さくなったことです。
加えてシナリオ2では、早めにアクセルを戻して滑らかに減速したため、無駄なエネルギー消費も抑えられました。
一方、シナリオ1の時間増加を米国の平均的な1日の走行距離に換算すると約54秒です。
つまり、速度超過をしないことで失うと推定された時間は、全走行の平均では1日1分にも満たなかったのです。
電気自動車でも速度を抑えると同様の効果が見られ、カリフォルニア州全体への推計では、電力消費をシナリオ1で約7~8.5%、シナリオ2で約8~9.5%削減できると推定されました。
ただし、この研究にも限界があります。
2021年の水曜日4日間だけを扱い、対象も比較的速度の高い道路に限られています。
すべての車が同時に速度を落とした場合の渋滞や交通流の変化はモデル化されておらず、電気自動車の分析も2種類の車両系列だけです。
そのため、結果を日本の道路環境やすべての車種へそのまま当てはめることはできません。
それでも、速度超過を控えるだけで社会全体の燃料代と排出量を減らせる可能性があります。
アクセルを踏み込んで得られる数十秒が、余分なガソリン代に本当に見合うのか、考え直す価値はありそうです。



























制限速度通りで走ると信号待ちが減るようにしてるのって日本でしたっけ?
あれと組み合わせると効果さらに大きくできるかもですね。
そんな事は多分みんな分かってると思う。ただスピード出すと気持ちいいんやろ