見た目を気にする女性の孤独、実は「同性との張り合い」が絡んでいた
見た目を気にする女性の孤独、実は「同性との張り合い」が絡んでいた / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部
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見た目を気にする女性の孤独、実は「同性との張り合い」が絡んでいた

2026.09.30 17:35:00 Wednesday

友だちと撮った写真を見返して、まず自分の顔の写り具合だけを確かめてしまうことがあります。

こうした「人からどう見えるか」を気にする気持ちは、多くの人が少しは持っているものでしょう。

心理学では、自分を見た目で評価してしまう心の働きを「自己客体化(じこきゃくたいか)」と呼びます。

この心の働きが強い女性ほど孤独を感じやすいのかについては、これまでの研究では結果がそろっていませんでした。

そこで今回、ある研究チームが「人とのやりとり」に目を向けて、この関係を見直しました。

見た目を気にする気持ちが強まったとき、女性の人づきあいの中では何が起きているのでしょうか。

研究内容の詳細は2026年9月25日に『Archives of Sexual Behavior』にて発表されました。

Reframing Self-Objectified Women’s Loneliness Experience: The Mediating Roles of Intrasexual Competition and Romantic Interpretation Bias (Archives of Sexual Behavior) https://doi.org/10.1007/s10508-026-03533-y
Reframing Self-Objectified Women’s Loneliness Experience: The Mediating Roles of Intrasexual Competition and Romantic Interpretation Bias https://doi.org/10.1007/s10508-026-03533-y

「見た目を気にする心」と孤独の関係はあいまいだった

「見た目を気にする心」と孤独の関係はあいまいだった
「見た目を気にする心」と孤独の関係はあいまいだった / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部

女性の自己客体化は、もともと人とのやりとりの中に組み込まれた心の働きです。

それにもかかわらず、自己客体化が人間関係にどんな結果をもたらすのかを調べた研究は、ほとんどありませんでした。

一方で、孤独もまた、人と人とのあいだで起こりやすい気持ちです。

過去には自己客体化と孤独を結びつけた研究もありましたが、その説明は本人の心の中だけで完結する話として語られてきました。

そこで今回の研究は、「人とのやりとり」という目線から、自己客体化と孤独の関係をとらえ直そうとしました。

注目したのは、相手が女性のときと男性のときに働く、2つの心の動きです。

1つは、女性とやりとりするときの「同性間競争」、つまり同性と張り合おうとする傾向です。

もう1つは、男性とやりとりするときの「恋愛の解釈バイアス」、つまり相手の言動を恋愛がらみの意味に受け取りやすい、いわば「恋の深読み」の傾向です。

研究チームは、この2つが、見た目を気にする気持ちと孤独を結ぶ「つなぎ役」になっているのかを確かめようとしました。

調べ方は2通りで、1つは女子大学生に7日間の日記をつけてもらう調査、もう1つは実験です。

はたして、つなぎ役になっていたのは、同性との関係と異性との関係のどちらだったのでしょうか。

次ページ孤独を深めていたのは「同性」と「異性」、どちらとの関係か?

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