「うさぎの島」はエサやりで支えられている

大久野島のウサギは、アナウサギと呼ばれるヨーロッパ原産の外来種(もともとその土地にいなかった生き物)です。
研究チームによると、島でのエサやりは量が多く、十分に管理されていないといいます。
その結果、島には植物がまかなえる量を超えるほどのウサギがすみついています。
ウサギの口が届く高さ(ラビットライン)までは、木の枝や葉が失われてしまっているのです。
さらに観光客が少ない時には島のエサが足りなくなり、ウサギが毒のある植物をかじった跡も見つかっています。
つまりこの島では、人が与えるエサが、ウサギの数や島の緑のようすまで左右しているわけです。
人が動物にエサをあげると、動物のふるまいや数、ほかの生き物との関係が変わることがあります。
しかし観光地でのエサやりが、エサの対象ではない別の動物にどう響くのかは、まだ十分に調べられていませんでした。
そこで気になるのが、同じ島で暮らすイノシシです。
これまで、イノシシがウサギを食べることがあっても、それは主に死んだウサギを食べているのだと考えられてきました。
以前ナゾロジーではこういう記事も紹介しています(死体と交尾するイノシシを発見ーー白骨化するまで「腐敗」を見届ける)
ところが大久野島のイノシシは、その考えに当てはまらない行動を見せていたのです。




























