筋肉を増加させる2種類の動作
まず、ウエイトトレーニングは主に2つの動作に分かれます。
1つ目は「コンセントリック運動(短縮性筋収縮)」と呼ばれるもので、重りを持ち上げたり、引き上げる動作です。
ダンベルなら腕を伸ばした状態から力こぶを作るような形で肘を曲げる動作になります。
ここでは筋肉を収縮させながら力を発揮するので、筋肉の強度を高めるのに有効です。
2つ目は「エキセントリック運動(伸張性筋収縮)」と呼ばれるもので、腕を伸ばすように重りをゆっくりと降ろす動作になります。
ダンベルなら肘を曲げた状態から前方に伸ばす動きを指し、重力に逆らうように「ゆっくりと」伸ばすことがポイントです。
近年の研究では、このエキセントリック運動の方が筋肉により大きな負荷がかかり、筋肉量を効率的に増やすのに有効であることが明らかになっています。
実際に自宅で試してみれば、エキセントリック運動の方がキツいことが実感できるでしょう。