変態テストで自分の変態性を評価する
変態。
私たちはこの言葉に実に多様な意味を与え、様々な場面で耳にします
ベッドの中で恋人の体にイタズラしたときに囁かれる「変態」、自分が理解しえない性癖を表現するときの「変態」、単純に相手を罵倒するときの「変態」、性犯罪者の代名詞として使われる「変態」、海外でアダルト動画のジャンルとして確立された「HENTAI」、そして時には特定の分野を極めてしまった人たちを尊敬と嫌煙を込めて呼ぶ「変態」。
このように変態という言葉は極めて曖昧であり、誰もその正確な意味や定義を知りません。
性科学の分野において、変態はしばしば「KINK」という用語が割り当てられ、性的倒錯の一種であるとされています。
しかし性的倒錯自体も極めて幅広く、その中には「快楽殺人」や「小動物虐待」のような犯罪行為や異常行動も含まれており、それらも性科学に含めるべきかどうかは議論があるところです。
そのため性科学においても変態あるいはKINKと呼ばれるものが、いったい何であり、自分がそれに当てはまるかどうかを客観的に判別するのは困難でした。
一方、現実世界において変態やKINKの需要は多く、多くの人々が実践しており、総数は総人口の3割に達すると推定されます。
たとえば伝統的なSMプレイや道具の使用、非現実的・非倫理的な状況を思い描く妄想なども、そこには含まれています。
そこで今回ブライトン大学の研究者たちは変態(KINK)を定義し、その尺度を測定するためのテストを開発することにしました。
開発に当たってはまず、変態の嗜好を分析し、特定の性質との関連性を調べました。
ここで言う性質とは、自分が変態であることを自任している「変態のアイデンティティー」や性行為に力関係や痛みを取り入れる「変態的な行為」、または大人のおもちゃなど「性的嗜好品」についての態度が含まれています。
次に研究者たちはこの尺度を検証するため、1000人以上の人々にテストを行い、変態レベルの測定に使えるかどうかを調べました。
そして最終的には18項目からなる変態レベルを測定するテストが完成します。
このテストは現在「KINKオリエンテーションスケール」として以下のページで受けることが可能です。
テストを受けるにはまずハイセンスなイラストを掲載しているこのページ(https://thekinkscale.com/)にアクセスし「クイズに答える」のボタンを押します。
すると上の図のような質問が表示されるので、各項目についてどれだけ同意できるか、あるいは反対するかをチェックして答えて下さい。
(※上の図はGoogle翻訳によって日本語翻訳されたものです)
そして最後に「→」矢印のボタンを押すと、あなたの変態度(KINK度)が90点満点中何点であるか言い渡されます。
研究者たちはこのテストを使用することで変態を二元論(変態かそうでないか)として考えるのではなく連続体としてとらえられるようになると述べています。
記事内の誤字を修正して再送しております。
64点て、どうなんだろ
「何点」が「難点」になっていますよ!
「嫌煙」は「嫌厭」じゃないですかね?