数百年前から知られていた現象だった
「性的なことを考えると、くしゃみが出る」
この奇妙な現象が報告され始めたのは、ここ数年の話ではありません。
1898年に発表された論文では、ある医師が、16世紀以来、「美しい少女」を見たときにくしゃみをする男性や、「性交中にくしゃみをする」人々、さらには性行為や自慰行為の最中に鼻血を出す患者の事例が記録されてきたと述べています。
また1972年には、69歳男性の症例が報告されています。
この男性は、オーガズムに達した直後に、何度も激しいくしゃみが出てしまうとのこと。
研究者たちは、「性的な反応」と「くしゃみ」の関係が医学界ではあまり認識されていない一方、恥ずかしさから医師に相談しない人が多いのではないかとも考えています。
そこで研究者らは、2007年6月と12月、Googleを使ってインターネット上の掲示板やチャットルームを調査。
その結果、男女17人が「性的なことを考えた直後にくしゃみが出る」と投稿していました。
さらに別の3人は「オーガズムの直後にくしゃみが出る」と報告していました。
関連する投稿への返信にも、自分にも同じ現象が起きると書き込んだ人が複数見つかっています。
興味深いことに、調査で見つかった範囲では、性的な想像によってくしゃみをする人と、オーガズム後にくしゃみをする人は重なっていませんでした。
そのため研究者たちは、この2つが異なる反射現象である可能性も示しています。
ただし、これは匿名のインターネット投稿をもとにした傾向です。
投稿者の症状は医師によって確認されておらず、17人と3人という数字から、この現象が人口の何%に起きるのかを判断することはできません。































