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イタチごっこの中で登場する新種ドローン / Credit:KrattWorks(YouTube)
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”ドローンvsジャミング”のイタチごっこで生まれた「画像認識ドローン」「光ファイバー式ドローン」とは? (2/2)

2025.06.05 22:00:32 Thursday

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対抗策なし!?ロシアの新兵器「光ファイバー式ドローン」

ウクライナドローン革新に対し、ロシアが打ち出したのが光ファイバー式ドローンです。

これは、ドローンに極細の光ファイバーケーブルをつなげて飛行させるという驚きのアイデアです。

ケーブルを通じて操作するので、ジャミングが一切通用しません。

まるで凧のように、ドローンが光の糸で操られているのです。

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光ファイバー式ドローンは、現状最強の対ジャミング性能を誇る / Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部

この技術によって、ドローンは20キロ以上離れた場所まで安全に飛ばせるようになりました。

ウクライナ側も光ファイバー方式を試しましたが、ドローンより高価なケーブル代、重量増による機能制限などの理由から、採用は限定的です。

ウクライナのドローン企業Hulessのヴァディム・ブルキン氏は、「今のところ、光ファイバー式ドローンに対する防御策は存在しません」と語っています。

ではウクライナはどうするのでしょうか?

彼らは完全自律型ドローンに未来を見出しています。

将来的には、攻撃地点だけ人間が決め、ターゲット選定はドローンが行うというのです。

これは、殺すか否かをAIが判断する時代の入り口を意味しています。

戦争と共に「人を殺すドローン技術」が急速に進化しています。

「対ドローン・ジャミング」「目で見て飛ぶAIドローン」「光ファイバーでつながれたアンチジャミングドローン」「完全自律型ドローン」

これらは戦争の形を変えるだけでなく、戦争をより安価で迅速、そして無慈悲なものへと変貌させています。

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”ドローンvsジャミング”のイタチごっこで生まれた「画像認識ドローン」「光ファイバー式ドローン」とは? (2/2)のコメント

ゲスト

戦争って本来そういうものですからそれは別に問題ないかと。
むしろ戦争が慈悲深かったら気持ち悪いです。

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