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Credit: canva
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【おめでたい】160年越しに日本の「アカエイ」の新種を発見 (2/2)

2026.01.05 07:00:18 Monday

前ページなぜ「160年」も気づけなかったのか

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複数の種が混在していた

研究チームが7個体の標本を実際に調べたところ、そこには複数の種が混在しており、原記載では複数種の特徴が混同されていたことが明らかになりました。

こうして研究チームは、Hemitrygon akajeiの特徴を改めて明確にするため、成長段階や雌雄差も踏まえて再記載を行いました。

そして同時に、もう1つの大きな成果が確定します。

有明海を中心に、アカエイと見分けがつかないほどそっくりな別のエイがいることが研究の過程で明らかになり、2010年には「アリアケアカエイ」という和名が付けられていました。

しかし、学名は未決定のままでした。

本研究ではさらなる検討の末、このアリアケアカエイが新種であることを確定し、新種「Hemitrygon ariakensis」として正式に記載しました。

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アカエイ(左)とアリアケアカエイ(右)/ Credit: 長崎大学(2025)

さらに面白いのは、過去の資料が新種の存在を“うっかり”示していた点です。

長崎大学附属図書館が所蔵する明治末期から作成された「日本南部・西部魚類図譜(通称:グラバー図譜)」を精査すると、アカエイとして描かれていた唯一の図は、実際にはアリアケアカエイだったといいます。

つまり私たちは、昔の絵の中ですでに新種を見ていたのに、長い間それと気づけなかったのです。

身近すぎて見落としてきた違いに、160年越しでようやく光が当たり、新年からおめでたいニュースとなりました。

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【おめでたい】160年越しに日本の「アカエイ」の新種を発見 (2/2)のコメント

天王洲のうさぎ

 アカエイについて、大変興味深い新発見に心が揺さぶられました。品川区に住んでいますが、あちこちに歩いていて、大森の川とか、金沢八景などで、よく見かけるエイをよくアカエイと思っていたのですが、もしかすると、違うエイかもと思うと、又、散歩が楽しくなります。

名前はまだない

アカエイの話なのに、トップ画像が「トビエイの仲間」というのはどうなんでしょう? もう少し考えて画像を使ってほしいです。

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