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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
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北海道のシャチは「2タイプ」に分かれていた (2/2)

2026.01.23 12:00:39 Friday

前ページシャチには「エコタイプ」がある

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遺伝子が示した「2つの系統」

研究では、北海道周辺で得られたシャチ25個体の組織サンプルを用いました。

これには、海岸に座礁・漂着した個体の標本や、洋上で採取された生体サンプルが含まれています。

これらのサンプルからDNAを抽出し、ミトコンドリアDNA全体を次世代シーケンサーで解読しました。

得られた配列を北太平洋全域のシャチのデータと比較したところ、北海道のシャチはレジデントとトランジェントの2つのエコタイプに属することが分かりました。

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北海道のシャチのエコタイプ/ Credit: 北海道大学(2026)

オフショアに該当する個体は、この研究のサンプルには含まれていませんでした。

さらに研究では、「ハプロタイプ」と呼ばれる、ミトコンドリアDNAの細かな配列の違いにも注目しています。

その結果、レジデントとトランジェントでは、ハプロタイプの多様性に大きな違いがあることも明らかになりました。

これは、同じ海域にいても、両者が異なる遺伝的背景を持つ集団であることを示しています。

北米の太平洋沿岸では、こうした違いを踏まえ、レジデントとトランジェントを別種として扱うべきだという議論も進んでいます。

北海道のシャチでも、今後生態的な違いが明確になれば、保全の単位を分けて考える必要が出てくるかもしれません。

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