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psychology

「ハリー・ポッター寮診断」で起業家に向いているか分かると判明

2026.02.02 17:00:29 Monday

「いつか自分のビジネスを持ちたい」と思ったことはありませんか。

ただ、アイデアや情熱はあっても「自分に起業家の適性があるのか」は意外と見えにくいものです。

そんな悩みに対して、少し変わった答えを示す研究が登場しました。

鍵になるのは、世界的に有名な『ハリー・ポッター』の「ホグワーツ寮診断」です。

オランダ・アムステルダム大学(University of Amsterdam)の研究チームは、ホグワーツの4つの寮を「性格タイプのまとまり」として扱い、起業との関係を調査。

すると、グリフィンドール寮とスリザリン寮の傾向を持つ人ほど、起業に前向きで、実際に起業が盛んな地域にも多い可能性が示されたのです。

研究の詳細は2025年12月8日付で学術誌『Small Business Economics』に掲載されています。

A Harry Potter quiz may predict your career prospects https://www.popsci.com/science/harry-potter-houses-career/ New Harry Potter study links Gryffindor and Slytherin personalities to heightened entrepreneurship https://www.psypost.org/new-harry-potter-study-links-gryffindor-and-slytherin-personalities-to-heightened-entrepreneurship/
Entrepreneurial deviance as bright and dark character virtues: the Harry Potter study https://doi.org/10.1007/s11187-025-01147-7

80万人の「寮の分布」とスタートアップ密度を比べた

起業家研究では以前から「起業にはある種の非同調性が必要だ」と考えられてきました。

新しい価値を作るには、既存の慣習に挑み、ときにルールを破る覚悟が求められるからです。

しかし現実の性格は「リスク好き」「創造性が高い」といった単独の特徴だけでは捉え切れません。

そこで研究チームは、性格をパーツとして分解するのではなく、まとまりとして捉えるアプローチを採用しました。

枠組みとして使われたのが、ホグワーツ4寮の性格類型です。

第1研究では、TIME誌と協力して集められた大規模データが使われました。

全米で約80万人が受けた「ハリー・ポッター寮診断」の回答に基づき、アルゴリズムが4寮のいずれかに分類します。

質問項目には、マキャベリアニズム(目的のために他者を操作しやすい傾向)や協調性、勇気、誠実性・謙虚さ、勤勉性などが含まれていたとされます。

チームは、これらの結果をアメリカの大都市統計地域(Metropolitan Statistical Areas)単位に集計し、地域ごとのスタートアップ密度(起業の多さ)と照合しました。

その結果、グリフィンドール型とスリザリン型の割合が高い地域ほど、スタートアップが多いという地理的パターンが見えてきました。

平均よりこの2タイプが多い地域では、スタートアップ密度が約7%高かったと報告されています。

さらに国内総生産(GDP)や人口密度などの要因を統制しても、この関連は有意に残ったとされます。

次ページ個人調査でも一致、「ルールに挑む」2タイプが強い

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