眠気には青斑核(せいはんかく)の刺激が効果的
これまでの研究により、経頭蓋直流電気刺激(英訳:Transcranial direct-current stimulation)と呼ばれる療法が、睡眠不足の人を覚醒させると分かっています。
これは頭部に特殊な装置を巻き、外側から脳に電流刺激を与えるというもの。
そしてこの覚醒効果は、脳の青斑核(せいはんかく)と呼ばれる領域を刺激することで得られていると考えられています。
脳に電極を直接刺す必要はありませんが、それでも個人が容易に行える方法ではありません。
カフェイン摂取の方がやはり現実的なのです。
そこで研究チームは、より簡単に青斑核を刺激できる方法を探すことにしました。