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2人の間の愛情表現は「つり合い」より「総量」 / Credit:Canva
psychology

恋愛で大切なのは、2人の愛情表現の「差がない」ことではなく「総量」だった

2026.02.04 06:30:40 Wednesday

カップルを見ていると、「片方がよく愛情を表現し、もう片方は控えめ」という関係があります。

一方で、2人とも似たような頻度や温度感で愛情を示す関係もあります。

では、恋愛において満足度が高くなりやすいのは、どちらのタイプなのでしょうか。

この素朴な疑問を調べたのが、アメリカのワシントン州立大学(WSU)です。

そして研究チームは、恋愛関係の質をより強く左右するのは、「つり合い」ではなく「総量」だと報告しました。

この研究は、2026年1月5日付の『Communication Studies』に発表されました。

For couples, one affectionate communicator can help both partners feel relationship satisfaction https://phys.org/news/2026-01-couples-affectionate-communicator-partners-relationship.html For romantic satisfaction, quantity of affection beats similarity https://www.psypost.org/for-romantic-satisfaction-quantity-of-affection-beats-similarity/
Affectionate Communication in Romantic Relationships: Are Relative Levels or Absolute Levels More Consequential? https://doi.org/10.1080/10510974.2025.2610244

恋愛表現で大切なのは「つり合い」?それとも「総量」?

恋愛については、「感情の温度が合っているほうがうまくいく」とよく言われます。

たとえば、あまりベタベタしない人は、同じく控えめな相手のほうが気楽だ、という考え方です。

愛情表現も、お互いが同じくらいの量や頻度で示すほうが、摩擦が少ないように思えるかもしれません。

しかし一方で、「どちらがどれくらい示しているか」という配分よりも、関係全体としてどれだけ多くの愛情表現が積み重なっているかが、恋愛の質を左右するという考え方もあります。

今回の研究は、この2つの考え方のどちらが、実際の恋愛関係に当てはまるのかを調べるために行われました。

研究には、アメリカに住む異性愛カップル141組が参加。

参加者は、それぞれ自分が普段どの程度、言葉や行動で愛情を示しているか、また相手からどの程度、愛情を向けられていると感じているかを回答しました。

一時的な気分ではなく、日常的な傾向としての愛情表現が測られています。

さらに、関係の質についても詳しく尋ねられました。

全体的な満足度や親密さ、信頼感、情熱、将来も一緒にいたいという気持ちなど、恋愛関係を多面的に評価しています。

そして分析の結果、愛情を多く示し、また多く受け取っていると感じている人ほど、自分自身の恋愛満足度が高い傾向が、男女ともに確認されました。

また、一方の愛情表現が、相手の評価にも良い影響を与えることが、およそ半分の項目で確認されました。

そして研究全体を通じて、「2人の愛情表現がどれだけ似ているか」よりも、「関係の中にどれだけ多く愛情が存在しているか」が重要らしい、という結果が見えてきました。

これはどういうことでしょうか。もう少し踏み込んでみましょう。

次ページ愛情表現は2人の間に「積み上がっていくもの」

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