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2人の間の愛情表現は「つり合い」より「総量」 / Credit:Canva
psychology

恋愛で大切なのは、2人の愛情表現の「差がない」ことではなく「総量」だった (2/2)

2026.02.04 06:30:40 Wednesday

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愛情表現は2人の間に「積み上がっていくもの」

研究者たちは、「2人の愛情表現の差がどれくらい小さいか」と「2人を合わせた愛情表現の多さ」を比べました。

その結果、全体的な満足度、親密さ、信頼、情熱などの項目で、「差が小さいこと」よりも「合計として多いこと」のほうが、恋愛関係の質と強く結びついていました。

言い換えると、2人とも控えめで似たような関係よりも、片方がよく愛情を示している関係のほうが、満足度が高くなりやすかったのです。

つまり愛情表現は、均等に分け合うものというより、「関係の中に蓄えられていくもの」のように働いていると考えられます。

ちなみに、「相手をどれだけ愛していると感じるか」「この先も一緒にいたいと思えるか」といった項目については、今回の結果だけでは、愛情表現の「2人のつり合い」と「総量」のどちらがより重要かをはっきり分けることはできませんでした。

深い愛情や将来への約束のような感情には、日々の愛情表現だけでなく、価値観の共有や人生の計画など、別の要素も関わっている可能性があります。

もちろん、この研究にも限界があります。

対象は異性愛カップルに限られており、すべてのカップルに同じように当てはまるとは言えません。

また、調査は一時点で行われたもので、長い時間の中で関係がどう変化するかまでは分かっていません。

今後は、多様なカップルを対象にした研究や、長期間の追跡調査によって、愛情表現と恋愛の安定性の関係が、さらに詳しく明らかになっていくでしょう。

それでも、この研究は恋愛に対する見方を少し変えてくれます。

恋愛で大切なのは、「2人が同じくらい愛情を示しているか」だけではなく、多くの側面で、「その関係の中にどれだけ豊かな愛情が存在しているか」なのです。

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