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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
psychology

「幽霊がいる気配」の正体を解明?ーー原因は「人間には聞こえない音」の可能性

2026.04.28 17:00:41 Tuesday

夜中、誰もいないはずの部屋で、ふと背筋がゾクッとすることはないでしょうか。

気配はあるのに、何も見えないし、音も聞こえない。

そんな経験は「幽霊がいる」と語られることが多いものです。

しかし近年、この不思議な感覚に科学的な説明が与えられつつあります。

カナダ・マキュワン大学(MacEwan University)の研究チームは、「人間には聞こえない音」が、こうした不気味な感覚の正体かもしれないと報告しました。

研究の詳細は2026年4月27日付で学術誌『Frontiers in Behavioral Neuroscience』に掲載されています。

That ghostly presence may just be bad plumbing https://www.popsci.com/science/haunted-sounds-feelings/
Infrasound exposure is linked to aversive responding, negative appraisal, and elevated salivary cortisol in humans https://doi.org/10.3389/fnbeh.2026.1729876

聞こえないのに影響する「インフラサウンド」とは?

私たちの周囲には、実は「聞こえていない音」が常に存在しています。

その代表が「インフラサウンド(超低周波音)」です。

これは20ヘルツ未満という極めて低い周波数の音で、人間の耳では通常知覚できません。

このインフラサウンドは、特別な場所に限らず、雷雨や交通、工場の機械、さらには建物の配管や換気設備など、身近な環境でも発生しています。

特に古い建物では、老朽化した設備が振動を生み、地下室などに低周波音がたまりやすいと考えられています。

研究チームは、この「聞こえない音」が人間の心理や身体にどのような影響を与えるのかを調べるため、36人の参加者を対象に実験を行いました。

参加者は1人で部屋に入り、不安を感じさせる音楽や落ち着く音楽を聴きます。

その際、一部の条件では18ヘルツのインフラサウンドがこっそり流されていました。

重要なのは、参加者自身はこの音の存在に気づけないという点です。

つまり、影響があればそれは完全に「無意識の反応」ということになります。

次ページ体は気づいていた――ストレスと不気味さの正体

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