コモリザメがホオジロザメを撮影
同チームの生物科学教授、スティーブン・カジウラ(Stephen Kajiura)氏らは、長年にわたりフロリダ州パームビーチ郡沖で、サメの移動や行動を調べています。
研究対象にはカマストガリザメやシュモクザメなどが含まれており、その方法の1つとして利用されているのが、サメの背びれに取り付ける小型カメラタグです。
このタグは動画だけでなく3次元の加速度データも記録できるもので、一定時間が経過すると自動的にサメから外れ、海面へ浮上する仕組みになっています。
今回カメラを装着されたのは「コモリザメ」でした。
コモリザメは比較的行動範囲が狭く、海底でじっとしている時間も長いため、カジウラ氏によるとカメラタグを使った研究を始める対象として扱いやすいサメの1種だといいます。
ところが2025年に記録された映像には、研究者たちも予想していなかった光景が残されていました。
コモリザメがフロリダ州ボイントンビーチ沖の人工リーフ「ドニー・ボーイ・スライプ・リーフ」を泳いでいると、その前方にホオジロザメが現れたのです。
実際の映像がこちら。
この人工リーフは約830トンの石灰岩の岩塊からつくられています。
映像に登場したホオジロザメは少なくとも全長10フィート、約3メートルと推定されました。
しかも単に一瞬すれ違っただけではありません。
コモリザメとホオジロザメは人工リーフの周囲で約4分間にわたって何度も接近し、その様子がカメラに記録されていました。
カジウラ氏は、この映像によって「まったく異なる2種類のサメの交流を、サメの目線から見ることができる」と話しています。


































