学校の「好きな人」を調べたら両思いは約12%だけだった――中高生1895人のリアル
学校の「好きな人」を調べたら両思いは約12%だけだった――中高生1895人のリアル / Credit:Canva
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学校の「好きな人」を調べたら両思いは約12%だけだった――中高生1895人のリアル

2026.10.01 21:10:08 Thursday

オランダのフローニンゲン大学(RUG)などで行われた研究によって、中高生1895人の「好きな人は誰か」という答えを突き合わせたところ、好きな人がいた669人のうち、相手からも名前を挙げられていたのは約12%だけだったことが明らかになりました。

残る9割近くは、自分だけが相手を想う一方通行だったのです。

論文では、好きな人を挙げる生徒自体が比較的少なく、しかもその「好き」の大半は報われていなかったと記述されています。

では、片思いの多くは、どんな相手に向けられていたのでしょうか?

研究内容の詳細は2026年6月11日に『Journal of Social and Personal Relationships』にて発表されました。

Who Fancies Whom? Investigating Adolescent Romantic Interests https://doi.org/10.1177/02654075261460936

恋バナで分かるのは、いつも片側だけ

恋バナで分かるのは、いつも片側だけ
恋バナで分かるのは、いつも片側だけ / Credit:Canva

修学旅行の夜、消灯後の布団の中で始まる「好きな人いる?」の打ち明け話。

そこで分かるのは、同じ部屋の友だちが誰を好きかまでです。

その相手が友だちのことをどう思っているかは、相手の部屋の恋バナでも聞かない限り分かりません。

思春期の恋の多くは、こうした相手の気持ちが見えない片思いから始まります。

片思いはたとえ実らなくても、本人の自己像や友だちとの関係を形づくる、思春期の大切な経験です。

しかし研究の世界では、思春期の恋愛といえば、これまで主に「付き合っている2人」の関係が調べられてきました。

誰かに片思いをすること、そして誰かの片思いの相手になることは、あまり調べられてこなかったのです。

そこでフローニンゲン大学のメリッサ・ゴンサレス=ロヨラ氏らの研究チームは、「誰が誰を好きなのか?」という素朴な問いに取り組みました。

恋の相手選びを進化の観点から説明する考え方(性淘汰理論)に従えば、人気がある、見た目がいい、友だちが多いといった「目立つ魅力」を持つ人ほど、好意を集めやすいと予想されます。

どんな生徒が好きな人に選ばれやすいのか、どんな生徒がよく人を好きになるのか、そして似た者どうしが惹かれ合うのかを確かめるのが狙いです。

ただし、片思いか両思いかを知るには、好きな側と好かれた側、両方の本音を手に入れなければなりません。

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