逆関節の二足歩行ロボはエネルギー効率が高い
開発された逆関節ロボット「バードボット」には、それぞれの足にモーターが2つずつしか搭載されていません。
足を前後に振るための股関節のモーターと、足を引き上げるための膝関節のモーターだけなのです。
他の部分にはバネやケーブルが採用されており、ちょうどトリに備わっている腱のような働きをします。
またトリの足を模倣することで、従来のロボットに比べて、多くのモーターやセンサー、電子機器を排除できました。
これにより軽量化とコスト削減を実現できたとのこと。
そしてバードボットは、これらの構造により、立っている時のエネルギー消費がゼロになりました。
従来のロボットとは異なり、電力を消費せずに、膝を曲げたまま立ち続けることができるのです。
またテストでは、ランニングマシンの上を毎秒75cmの速度でスムーズに走り続けることもできました。
しかもエネルギー効率が非常に高く、従来のロボットと比べて300%も向上させることに成功したのです。
驚異的なエネルギー効率を達成した逆関節ロボット。歩行ロボットの未来は、逆関節の分野にあるのかもしれませんね。