階段を上り下りできるお掃除ロボット「アセンダー」
お掃除ロボットの1番のメリットは、なんといっても「面倒な床掃除」を自動で行ってくれることです。
忙しい現代人にはピッタリな家庭用ロボットだと言えますね。
もちろん、障害物が床に置かれているとうまく掃除されなかったりしますが、そのおかげ(?)で、「お掃除ロボットを買ってから、床に物を置かなくなった」と述べる人も少なくありません。
多くの家庭で、お掃除ロボットによって、綺麗で広い床がキープされるようになったのです。
一方で、お掃除ロボットには明確な限界がありました。
それは「段差に対処できない」というものです。
階段はもちろんのこと、ちょっとした段差を越えることもできないため、お掃除ロボットが「自動」なのは、段差の無いフロア限定です。
そのためある人は、わざわざ「手動」で、つまり手でお掃除ロボットを持ち上げてフロアを移動させたり、フロアごとに複数のお掃除ロボットを配置したりしています。
だからこそ、段差を越えて移動できる新しいお掃除ロボットの登場は、多くの人々の注目を集めるものとなりました。
アメリカ・カリフォルニア州の企業「MIGO Robotics」が開発したお掃除ロボット「アセンダー(Ascender)」は、腕を上手に使って階段を上り下りできるのです。
四角いフォルムのアセンダーは、両サイドの腕を伸ばすことで体を持ち上げ、階段を一段一段上ったり下ったりできます。
その様子を動画で見ると、かなり個性的な段差の越え方をしていることがわかります。
そこにはロボット特有の規則正しい手順があり、その上り下りをずっと見ていると、なんとも不思議な気持ちになります。
では、そんな画期的なお掃除ロボット「アセンダー」は、どれほどの性能を備えているのでしょうか。